取引先の建築業者さんから太宰府市の運送業者さんの事務室にある書類を保管してある押入れにシロアリがいたとの連絡がありシロアリ駆除を行いました。

シロアリ調査

押入のシロアリ被害

シロアリが運んできた土や糞

押入れの中には、白アリが運んできた土がみられます。 事務員さんが、押入れを開けたら、土で盛った痕があり、雑巾で拭いたらシロアリが出てたそうです。 幸い、保管書類はシロアリに食べられてなかったそうです。

シロアリ駆除

シロアリにベイト剤を食べさせている

駆除の完了時

こちらの会社さんに侵入しているシロアリは「イエシロアリ」でした。 イエシロアリは、地中にある巣から１００メートルもの蟻道（ぎどう）を延ばして餌場を探し、たくさんの道を作りますが、 すべての道は1つの巣につながっています。 写真は、白アリの通り道に、「脱皮阻害剤（ベイト剤）」を設置して、白アリの巣ごと駆除している写真です。

シロアリの再侵入の防止（シロアリ予防）

シロアリ予防

シロアリ予防

シロアリの巣を駆除しても、そのままにしておけば、いずれ、他の巣のシロアリがやってきて、再びシロアリ被害に遭うかもしれません。 シロアリ被害に遭った家は、すでに地中からの蟻道ができているからなのか、シロアリ対策をしないことによって再侵入されてしまう確率がシロアリ被害にあっていない家よりも高いように感じます。

写真は、白アリの巣の駆除後に事務所のシロアリ予防対策を行っているところです。 お客様が、床の工事を行われたため、大工さんと一緒に施工を行っていますが、 床の上に、根太や大引きといった木造の床下地材や床組材を置いて仕上げる「転ばし床」は、コスト面でのメリットはあるのですが、シロアリ対策の観点からすると、物理的なシロアリ防除対策としては好ましくありません。 木材が地面に接触していますから、コンクリートの隙間からシロアリが侵入してしまうリスクが高く、点検ができないため、シロアリ被害の発見も遅れてしまうからです。