必要最低限の殺虫剤でトコジラミを駆除

環境的防除、物理的防除、化学的防除を組み合わせ、必要最低限の殺虫剤でトコジラミを完全に駆除します。

殺虫剤感受性の観点からも駆除法を検討可

専門業者が使用している有機リン系殺虫剤などへの抵抗性を持っている個体も存在します。 駆除の匠ではトコジラミの殺虫剤抵抗性の確認や有機リン系殺虫剤等への高い抵抗性がみられた場合の駆除も対応可能です。

高度専門技術者が管理

トコジラミ被害の多い関西などの都心に出向してトコジラミ駆除現場での経験を積んできたペストコントロール1級技術者が担当します。

噴霧する業者のイメージ

トコジラミの雌は毎日5-6個の卵を産卵します。繁殖能力に優れ、一匹残らずに完全駆除をしなければ、雌の産卵によって再発を繰り返してしまいます。
卵の大きさは1mm程度で、壁やコンセント板の隙間に産み落とされると、目視での発見は非常に困難です。 加えて、薬剤を噴霧しても隙間に行き渡らないため、駆除を難しくしています。 そのため、施工業者の中には、依頼者様が生活する空間に、残効性のある薬品を大量散布する業者もみられます。

化学的防除法だけに頼る場合のメリットとしては、短期間での駆除を終えることができることです。 通常、トコジラミは駆除の状況確認を含めると最低でも２回の作業が必要ですが、その理由は薬剤噴霧をしても卵は死なない為です。スチーム処理などで卵は駆除できますが、熱が行き届かない場所への卵には効果がありません。そのため、トコジラミの駆除には少なくても２回の作業が必要です。これは、前述のように繫殖力に優れたトコジラミは1匹残らず駆除する必要があり、卵が残るとやがて幼虫から成虫となり繁殖を繰り返すことや抵抗性の発達したトコジラミも存在するためです。
駆除業者の中には、できるだけ短期間での駆除を終えるために、床や壁などがベトベトになるほどの残留性薬剤を部屋全体に散布する方法を選んでいることもあります。生き残ったトコジラミが吸血時に徘徊した場合でも、床や壁などを徘徊する時に、残留性薬剤に触れてくれて駆除できる可能性が高くなり、人件費の削減や工期短縮につながるためです。

しかしながら、この方法は、「健康被害」と「殺虫剤感受性」の影響が懸念されます。
トコジラミの駆除で使用する有機リン系やカーバメイト系の薬剤は海外の一部では室内で使用することは認められていません。ピレスロイド系統の薬剤は体内に取り入れたとしても排出されるため、哺乳類への安全性が高いことがメリットでしたが、現在、日本のトコジラミの9割以上がピレスロイド剤への抵抗性を有しており、トコジラミ駆除には効果が見込めません。 そのため、施工業者はピレスロイド系統よりも毒性の高い有機リン系の殺虫剤やカーバメイト系の殺虫剤を使用しています。

したがって、１度で駆除を完了させる施工法では、薬剤の残留性に頼って生き残りを駆除するため、高濃度の薬剤を広範囲に散布する可能性が考えられ、慢性的に薬剤を体内に取り入れることでの健康への影響が懸念されます。
また、駆除に失敗した場合、薬剤の大量散布によってトコジラミの個体の薬剤抵抗性が高くなり、駆除の難易度が上がる可能性があります。さらに殺虫剤に対する抵抗性の高くなった個体を外に持ち運んで繁殖してしまった場合、有機リンやカーバメイト剤に対する抵抗性の高いトコジラミの系統が拡がり、国内で深刻な状況を招いてしまうことも考えられます。「健康」と「環境」への影響を考えると、トコジラミの駆除での薬剤の使用は、「適所適量」での駆除が求められます。

トコジラミの駆除の様子

「駆除の匠」は、依頼者様の意向をお聞きした上で、
化学的防除、物理的防除、環境的防除の長所を組み合わせて、トコジラミを安全に駆除することが望ましいと考えています。

確かな資格と豊富な経験のスタッフが担当！

トコジラミの生態と薬剤の性質や安全性を理解しているペストコントロール1級技術者、防除作業監督者がトコジラミ対策の計画、施工、管理を行います。
施工後、万が一、トコジラミが再発生した場合、最長１年間は無償で駆除工事を行います。