山口県北部の日本海に面した「萩市」は、東は島根県境から西は長門市まで、南は山口市、美祢市に接している地域です。

萩市では、ヤマトシロアリとイエシロアリによる住宅被害がみられます。
ヤマトシロアリとは、日本全土に分布しているシロアリで、日本の家屋害虫とされています。

ヤマトシロアリは、腰丈から下までを食害する傾向があり、一般的な被害場所は床下が主になりますが、湿度が保たれた環境であれば、天井裏まで被害が及ぶことがありますので、雨漏りなどには注意しなければいけません。

雨漏りのヤマトシロアリ被害

バルコニー部のヤマトシロアリ被害

例えば、上の写真は、雨漏りが原因で勝手口からシロアリが建物に侵入をして、2階までヤマトシロアリによる被害が拡がっている様子です。

床下のシロアリ被害

ヤマトシロアリによる床下の被害

ヤマトシロアリは、山口県では瀬戸内海沿岸、関門海峡や長北地区に生息するイエシロアリと比べると、食害するスピードは穏やかですが、シロアリにとって心地の良いほどの湿度が保たれた環境であると、被害の進行も早くなる傾向があり、長い間、シロアリ被害を放置しておくと、写真の様に、木材の劣化が著しく、強度がなくなってしまいます。

シロアリ被害写真

イエシロアリによる住宅被害

イエシロアリは、食害スピードが早く加害が激しく、国際自然保護連合(IUCN)が定めた「世界の侵略的外来種ワースト100」に選ばれています。1つの侵入経路から建物全体に被害が及ぶこともあり、特に注意が必要なシロアリです。

ここでは、萩市のシロアリ駆除、シロアリ予防対策について説明します。

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萩市のシロアリ駆除について

萩市のシロアリ駆除業者選びのポイント

萩市でシロアリ駆除業者を選ぶおススメのポイントは2つです。

萩市のシロアリ駆除業者選びのポイント
・被害場所を的確に把握した駆除を行う業者

・不要な商品を販売しない業者

被害場所を的確に把握した駆除を行う業者

萩市に生息するヤマトシロアリは、巣の存続の危機になると「偽職蟻(ぎしょくぎ)」と呼ばれるシロアリが、生殖階級に変態し、巣を再生させることができます。
ある学説によると、ヤマトシロアリは、25匹の職蟻の生き残りで巣が再生すると言われています。

したがって、ヤマトシロアリの駆除では、被害場所を的確に把握した駆除処理が必須となります。

不要な商品を販売しない業者

シロアリ駆除業者の多くは、シロアリ駆除の他にも床下換気扇や床下調湿材などの床下の湿気対策の商品を取り扱っています。シロアリ駆除業者の中には、営業ノルマが厳しく、営業ノルマ達成のために、床下換気扇の販売を行われることもありますので、顧客本位での営業を行う業者を選ぶことをお勧めします。

例えば、ヤマトシロアリは、比較的、湿度の高い場所を好んで生息する傾向があり、シロアリ駆除と一緒に床下換気扇などの湿気対策の提案を勧められることがあります。

床下の湿度が高いと何故いけないのかというと、カビの発芽・繁殖、木材腐朽による木材劣化の原因となるからです。

カビの菌を吸うと、アレルギーの原因や健康を害する原因となることがあり、また、木材腐朽菌は、シロアリと同じ様に木材の強度を著しく低下させます。

対策としては、
「化学的対策」 殺カビ・防カビによって床下のカビを殺し、薬剤の効力によってカビの繁殖を予防します。
ただし、すべてのカビの菌が必ず死滅する訳ではなく、薬剤の効力の期間も限定されます。
メリットとしては、安価に床下のカビ対策を行うことができることです。

「物理的対策」
カビの繁殖は、「酸素」「水(湿度)」「栄養」「温度」の条件が揃うことが必要です。
4つの条件の一つでも欠けるとカビは生息できないため、
床下換気扇や床下調湿材などによって床下の湿度をコントロールしてカビの発芽、繁殖を抑えることは、床下のカビ対策の1つの方法です。
ある学説では、相対湿度63%未満でカビの発芽が抑えれると言われています。

床下換気扇や床下調湿剤による湿気対策の
メリットとしては、湿度を低下できれば、環境によってカビの繁殖を抑えれることがあります。
デメリットとしては、土壌や通気など床下の状況によってカビの繁殖が防げるまで湿度が低下しない可能性もあり、費用が高額になることがあることです。

床下換気扇を販売することや床下の湿気対策を行うことが悪いことではなく、中には、必要以上の数量など高額な値段で販売する業者もいます。
あまりにも値段が高いかな?本当に必要なのかな?と思ったら、他の業者にもシロアリ調査と見積もりを依頼して比べてみることをお勧めします。

また、一般的な湿気対策はシロアリ駆除のように緊急性は高くありませんので、後で後悔しないように焦らずにじっくり検討して決めましょう。他に修繕すべき箇所はないかなど優先順位をつけてみると良いでしょう。