山口市は、山口県の中央部に位置して、山口県の県庁所在地です。市域は南北に長く南端は山口湾に面し、北端は島根県と接しています。
山口市では、主にヤマトシロアリ被害がみられますが、
山口湾(瀬戸内海)に近い地域では、イエシロアリ被害がみられます。
ヤマトシロアリとは?
ヤマトシロアリは、日本全土に生息するシロアリで、沖縄から北海道(一部を除く)まで分布しています。
山口市では4月からGWにヤマトシロアリの羽アリ
山口市では、ヤマトシロアリの羽アリが4月からゴールデンウィーク頃まで飛び立ちます。ヤマトシロアリは、風呂場など水廻り、玄関や勝手口などの土間が被害場所となりやすく、羽アリが発生しやすい場所の一つです。
羽アリが発生しても殺虫スプレーはNG!
羽アリが発生すると、殺虫スプレーを散布してしまいがちですが、
ヤマトシロアリは数万頭以上の大家族で生活をしていますので、
シロアリや羽アリを見た場所に殺虫スプレーを撒いても
かえって他のシロアリが驚いて、新しい道を作ったりと被害が拡大してしまうことがよくあります。
殺虫スプレーを撒くと、一時的にはシロアリが姿を現さなくなりますが、
駆除自体が完全にできていませんので、シロアリの再発生を繰り返してしまい家が傷ついてしまいます。
羽アリが発生したら、専門の業者に相談をすることが必要です。
イエシロアリについて
山口湾に近い地域では、イエシロアリ被害がみられます。イエシロアリは地中から建物に侵入した後は、床下だけでなく、天井裏にまで被害を及ぼす能力があります。イエシロアリは、女王・王アリが住んでいる本巣の他にも、中継地点として家の中に分巣を作ることがあります。 シロアリ被害が進行すると、写真のように木材の中が空洞化して耐力を失ってしまいます。特にイエシロアリは、被害の進行が早いため注意が必要です。
山口市の沿岸地域では6月から7月までイエシロアリの羽アリ
前述のように、山口市の沿岸地域では6月から梅雨明け頃まで、イエシロアリの羽アリが飛び立ちます。シロアリ被害は、日常の生活では気付くことが難しく、被害がある程度進行して羽アリとなって出てきて気付くことがほとんどです。
イエシロアリは構成員が多いことから、大量の羽アリが家中を飛び回ることがあります。
突然の羽アリの大量発生に驚いて殺虫スプレーを撒かれる方も多いですが、殺虫スプレーは撒かずに、落ち着いて、そのままの状態で専門の業者に相談してください。
山口市のシロアリ駆除
シロアリ予防
シロアリ被害は、シロアリが建物に侵入しないように予め予防をすることができます。地下シロアリは、地中から建物に侵入をしてきますので、
建物の立ち上がり部分である基礎などに、薬剤を散布します。
床下から予防施工できない場所では、臨機応変な対応を行います。
写真は、勝手口下の土壌面にシロアリ防除薬剤を注入する作業を行っているところです。