防鳥ワイヤーにハトが止まる2つの原因と対策

防鳥ワイヤー工法は、鳥の侵入を確実に防ぐ効果的な方法として知られています。しかし、設置後もハトがワイヤーに止まっているのを見かけることがあります。ここでは、ハトがワイヤーに止まる2つの原因と、それぞれ対策をご紹介します。

防鳥ワイヤーには、φ0.81mmとφ1.0mmの2種類があります。φ0.81mmはスズメなどの小型鳥対策に適していますが、運動能力に優れたハトはφ0.81mmのワイヤーでも掴んで止まることがあります。ハト対策にはφ1.0mmの太いワイヤーを使用する必要があります。

設置済みのワイヤーがφ0.81mmの場合は、φ1.0mmの太いワイヤーに交換する。
新規に設置する場合は、φ1.0mmのワイヤーを使用する。

防鳥ワイヤー用のスプリングは、ワイヤーのテンション調整や取り外しに便利な資材ですが、多用するとハトが足掛かりにしてしまうことがあります。スプリングを使う場合は、支持金具の片側のみで使用し、両端部への取り付けは避けてください。

スプリングは支持金具の片側のみで使用し、両端部への取り付けは避ける。
スプリングの代わりに、ワイヤー自体を張力で調整するタイプの支持金具を使用する。
その他

ワイヤーと支柱の間に十分な間隔を設け、ハトがワイヤーに飛び移るのを防ぐ。
ワイヤー周辺に鳥が嫌がる忌避剤を設置する。
これらの対策を講じることで、防鳥ワイヤーの効果をより高めることができます。

補足:
上記の内容は、一般的な対策方法であり、状況によっては異なる場合があります。
防鳥ワイヤーの設置や交換は、専門業者に依頼することをおすすめします。
防鳥ワイヤー工法は、正しい施工と適切なメンテナンスを行うことで、効果的に鳥被害を防ぐことができます。