若松区はシロアリの中でもイエシロアリの被害の多い地域です。
浜町、桜町、白山をはじめ、小石本村町、二島、青葉台、高須、藤ノ木、宮前などイエシロアリの多発地域です。
きっと、若松区にお住いの方は
梅雨の夜になると茶色い羽アリを見たことがあるあるのではないでしょうか?
この羽アリ、なんとシロアリなんです!
シロアリは女王・王を中心として、職蟻、兵蟻、副生殖虫、ニンフがそれぞれの役割を担って集団で生活をしています。
普段は子のシロアリたちが、餌場を探して
巣の中心では、子孫を残すために生殖階級のシロアリが、毎日、産卵をしています。
しかし、巣の規模がある程度、大きくなると、
一部のシロアリが羽を生やして飛び立ち
新しい家族を作ろうとします。
ヤマトシロアリは3月から5月の昼間、
イエシロアリのシロアリは、梅雨の夜間に飛び立ち、
陸に降りた後は、羽を落とします。
そして、羽を落とした雄と雌の二匹の羽アリが、つがいとなって営巣できる場所を探します。
上の動画は、羽アリの飛翔から約二か月後のイエシロアリです。
卵だけでなく、孵化した初齢幼虫から終齢幼虫がみられ、すでに新たな家族が形成されています。
家で外から飛んできた数匹の羽アリがやがて数十万から100万頭もの大家族を作るんですね。
(ほとんどは営巣できる場所に辿り着く前に死んでしまいますが、一部は新たなコロニーを形成します。)
シロアリの羽アリが近所から飛んできたということは、
近くでシロアリ被害があっていることが考えられますので、
ご自宅がシロアリ被害に遭っていないかを確認することをお勧めします。
また、近くで新たなシロアリのコロニーが創生されることにより
シロアリ被害の可能性も高まりますので、シロアリに侵入されないための対策を行う必要があります。
羽アリが大量発生している場合の対処法
もしも家の中で羽アリが飛び回っているなど大量発生している場合では、
建物へのシロアリの侵入が原因と考えられますので、
早急にシロアリの駆除が必要です。
羽アリが家中に飛び回っている状況では、
パニックの方もいらっしゃるかもしれませんが、
まずは落ち着いてください。
重要な行動を2点お伝えします。
1,殺虫スプレーは使わない
2、すぐに業者にシロアリ調査・見積もりを依頼する
殺虫スプレーは使わない
数万頭、数十万頭の大群のシロアリに部分的に市販殺虫剤を散布しても、新たな道を作って被害が拡大してしまいます。
また、シロアリの侵入経路は一つとは限りませんので、一時的にシロアリ(羽アリ)をみなくなったと思っていた間にシロアリの被害は進行してしまいます。
さらに、殺虫スプレーを散布すると、シロアリが警戒をして、
私たち専門業者が駆除するときにも影響が生じ、駆除が長引くことがあります。
殺虫スプレーは使用せずにお待ちください。
すぐに業者にシロアリ調査・見積もりを依頼する
シロアリの駆除は、専門知識がなければ再発生をさせてしまいます。
ホームセンターに駆除剤が販売されていますが、
駆除できずに依頼をされてきます。
大変お気の毒なことに
無駄なお金を費やしただけでなく、
試みた時間の分、シロアリ被害が拡大してしまっています。
(市販殺虫剤、仮に薬を食べたとしても、イエシロアリに対しては薬の量が圧倒的に足りていないのです。ヤマトシロアリに対しては、蟻道の数だけ設置する必要があり、被害状況を把握しなければいけません。)
業者にシロアリ調査・見積もりを依頼してください。
ご自分で駆除をしようと試みたり、
シロアリと分かっていても、
なかなか業者に依頼をされない方の傾向として
シロアリ業者への不安や不信感をお持ちの方が多くいることを知っています。
ボッタクられるのではないか
不要な物を売られるのではないか
など不安を抱えている方も少なくありません。
シロアリ駆除の業界は、
過去の訪問販売業者や施工後のアフター点検を営業目的とする利益優先型の事業者によって、社会的信用を失ったことがあり、
シロアリの駆除を必要としている人とシロアリ駆除業者との間に距離が生じてしまいました。
悪質な業者に騙されないためには、次の2つのことを行ってください。
1,複数社に見積もりを依頼する
2,その場で依頼をしない
ことです。
また、施工後のアフター点検で床下換気扇や基礎の補修工事を勧められたくない方は、
3,付帯商品(床下換気扇、基礎補修工事、住宅補強金具)を取り扱っていない業者を選ぶ
と良いと思います。
シロアリが発生している場合は、早く対策を行う必要があります。
シロアリ業者を選ぶときは、上記を参考にしてください。
また、弊社でも若松区での無料調査見積もりを行っていますので、
よろしければご依頼ください。
この記事の筆者について
最後までお読みいただきありがとうございました。
シロアリでお困りの方やシロアリ業者に不安な方がシロアリ対策を行うきっかけになれれば幸いです。
稲葉(所属:イナバ白蟻)
出身地:北九州市
資格:しろあり防除施工士/木材劣化診断士/ペストコントロール1級技術者など
シロアリ業者にご不安な方も安心してご相談ください。
無料調査見積もりのお問い合わせはこちらから
若松区でのシロアリ駆除の対応事例
梅雨のジメジメした夜に、突然、夜中に羽アリが大量に発生し、
部屋のの電気に集まって飛び回っている。
この虫は何だとスマホで検索すると、シロアリの羽アリということが分かり、
次の日の朝、当社に電話がありました。
できるだけ早く見に来て欲しいとのことで、
なんとか日程を調整することができ、早めに訪問させて頂きました。
羽アリが発生する原因には、家の外からの飛来している場合と家の中にシロアリが侵入していて家の中から発生していることが考えられます。
梅雨時期のイエシロアリは、地中から建物に侵入してくることがほとんどですので、
床下に入って、調査を行い、侵入経路の確認を行います。
家の床下には、台所の床下収納庫や床下点検口、和室から進入をします。
こちら様宅では、台所から床下に進入をしましたが、
床下に入ると、すぐにシロアリの侵入口を発見しました。
また、シロアリは床下からだけではなく、床下のない場所からも侵入をしてきます。
こちら様宅では、玄関のポーチ柱からのシロアリの侵入がありました。
さらに、床下のない袖壁からのシロアリ被害も確認しました。
このように、デジタルカメラで撮影した写真をお見せしながら、被害の状況と、どのようにして駆除を行うのかを説明しました。
お返事は後日で良かったのですが、
駆除工事のご依頼を頂き、お約束した日時に着工させて頂きました。
上の写真は、駆除完了後に蟻道を崩した写真です。
巣が生きているときは、シロアリがトンネル状の蟻道の中を行き来しているのですが、
駆除完了後は、シロアリの行き来がみられません。
餓死した兵蟻も確認できました。シロアリの職蟻に脱皮をさせない薬を食べさせました。
職蟻が脱皮ができずにいなくなったことで他のシロアリが餌を得ることができずに餓死してしまったのです。
シロアリの巣の根絶後は、シロアリが再び家に侵入しないように施工を行います。
上記写真では、カビや木材腐朽菌の繁殖を防ぐために、防腐防カビ処理も行っています。
イエシロアリの巣を根絶し、再侵入を防ぐ工事まで行い、着工から約3か月間の期間でした。
後で、お客様からお聞きしたのですが、
以前、大手のシロアリ防除会社にシロアリ予防工事を依頼していたそうですが、
点検に来るたびに床下の換気扇などの商品対策を勧められて、嫌気がしてシロアリ対策を止めたそうです。
シロアリは気にはなっていたそうですが、
まさか自分の家がシロアリ被害に遭うとは思ってもいなかったそうです。
色々なシロアリ駆除の会社がありますが、
弊社は小さな業者ながらも、きっと、安心をしてお付き合いをして頂けるシロアリ業者だと思います。
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