「シロアリが気になるけど、シロアリ駆除の料金ってどれくらいかかるの?」
「業者から見積書をもらったけども、果たしてこれは妥当な金額?」
シロアリ駆除や予防工事の必要性を認識しているにもかかわらず、
このような不安や疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
後で後悔しないためにも、シロアリ駆除や料金相場についてしっかりと調べてから業者に依頼する方が賢明です。
このページを読むと、シロアリ駆除費用の相場とについて理解ができます。
また、費用相場だけでなく、何故、業者によって金額が違うのかが分かるようになりますので、ただ値段が高いだけのボッタくりような業者に依頼をせずに済むだけでなく、自分に合ったシロアリ駆除業者を選べるようになります。
シロアリ駆除費用の知識
シロアリ予防:1,800円/㎡ ~ 2500/円/㎡
ヤマトシロアリ駆除:1,800円/㎡ ~ 3,000円/㎡
イエシロアリ駆除:ベイト工法(駆除完了まで) 20万円~
シロアリ駆除費用の相場は上記のように大きく幅があり、依頼をする業者によって費用が大きく変わります。
依頼をする業者によって費用が大きく異なる理由は「企業規模の大きさの違い」「事業形態の違い」「地域性」の3つが関係します。
シロアリ駆除費用の違いを決める3つの要素
シロアリ駆除費用は、依頼をする業者によって費用相場が変わります。
その理由は以下の3つの要素が関係します。
企業規模の大きさ
シロアリ駆除の料金には、依頼をする会社の大きさが関係します。
上場企業や沢山の従業員を抱えている会社は、小さな会社よりも事業経費が大きいため、事業継続のためには1つの工事で相応の利益が必要となります。
一方で、自宅兼事務所の個人事業主は必要な事業経費が少ないため、相場よりも安い金額でも利益を作ることができます。
事業形態
シロアリ工事を専門にしている業者にも様々な事業形態があり、
ハウスメーカーやJA、建築業者との取引を主にしているシロアリ業者と、一般のお客様との取引を主にしているシロアリ業者に大きく分かれます。
前者の場合は、取引先会社の下請けや紹介によるもので、工事代金に元請けや紹介元の利益が含まれます。
後者の場合は、工事会社との直接の契約となり、工事代金に中間業者の利益がないため安く工事できることがあります。
以前は、シロアリ業者との直接の契約は訪問販売業者しかなかったため割高でしたが、
インターネットが普及した現在では、営業マンを雇わない小規模のシロアリ業者でもホームページを持って広報を行っています。
地域性
地価の高い都心部と地価の安い地方とでは、平均的な家の広さ大きく変わります。
一般的なシロアリ工事は、1階面積に施工単価を乗じて計算しますが、
1階面積の平均が10坪の地域と20坪の地域でも、人件費や交通費は同じですので、業者が採算をとれる施工単価は異なります。
また、シロアリ駆除は地域によって繁忙期の期間が違うことも、施工単価に影響します。
平米・坪単価表記で注意すること
A社 見積 | 坪 | 単価 | 金額 |
ヤマトシロアリ駆除 | 20坪 | 5,000円 | 100,000円 |
浴室処理 | 一式 | 28,000円 | |
玄関処理 | 一式 | 22,000円 | |
勝手口処理 | 一式 | 7,000円 | |
ハツリ | 2か所 | 10,000円 | |
合計 | 167,000円 |
B社 見積 | 坪数 | 単価 | 金額 |
ヤマトシロアリ駆除 | 20坪 | 7,000円 | 140,000円 |
例えば、上記の見積もりでは、
A社の方が一坪辺りの表示単価は、B社よりも2000円/坪も安いのですが、
総額では、B社よりも27000円も高くなっています。
シロアリ業者によって見積もりの出し方は違い、
このように、表示される坪単価は安くても付帯費用が必要となり結果的に金額が高くなることがあります。
シロアリ駆除業者選びで注意すること
費用の安さだけでシロアリ駆除業者を選んではいけません
誰もが少しでも安く費用を抑えたいと思うはずですが、
料金の安さだけでシロアリ駆除業者を選ぶことはお勧めできません。
杜撰な工事内容でシロアリが再発生した現場によく境遇するからです。
シロアリ駆除業者を選ぶ時には、次の3つを確認しましょう。
工事内容の確認
シロアリは地中から家に上がってきますので、シロアリ防除施工では床下に入ってシロアリが建物に侵入できないようにシロアリ防除剤を散布します。
しかし、シロアリの侵入経路は床下だけではなく、床下のない柱や玄関や勝手口、壁からも侵入をしてきます。
シロアリの種類によっては、地中から一たび土台などの建物に到達すると、柱や土台、壁の中で四方八方に道を作って、天井裏を含めた家全体に被害を及ぼすことがあります。
そのため、シロアリ駆除では、建物全体に効果のあるその家の構造を考えた駆除方法を行う必要があります。
近年では、気密性の高い基礎断熱工法の住宅も多く、外基礎断熱材からのシロアリの侵入を想定したシロアリ防除施工も必要です。
シロアリ駆除を行なっている業者は様々です。
本当にご自分の家にとって効果のある施工方法なのか事前に確認しましょう。
保証内容の確認
ほとんどのシロアリ業者は、万が一工事後にシロアリが発生した場合に無料で駆除工事を行う保証を行います。
ところが、シロアリ駆除現場の中には、「数年前にシロアリ駆除をやってもらったけども、保証はなかった」という方もおられます。
このような再発現場の床下に入って以前の業者の工事の形跡を見ると、シロアリを発見したであろう部屋のシロアリの侵入経路の大引きにドリルで孔を開けて薬剤を注入しただけなど局所的な施工で完全に駆除を行っていない業者もいます。その結果、他のシロアリの侵入経路ではシロアリ被害は進行して、羽アリとなって現れ気付くまで、柱や天井裏の軒や桁などのシロアリ被害が進んでしまいました。
建物の構造によっては、保証ができない案件もありますが、筆者の経験上、「安く駆除をするけども保証はない」というのは、杜撰な施工でシロアリが再発生し、二重でお金がかかってしまうだけでなく、シロアリ被害も進行してしまう可能性が高いため、お勧めできません。
また、シロアリ損害保険に加入をしているシロアリ駆除業者であれば、工事保証に保険が付保されることがあります。
保証はあるのか、どのような保証の内容なのかを確認しましょう。
信頼できる業者か判断
保証書はあるのに、シロアリが再発生をしても、業者が保証をしてくれないということもあります。
また、後から床下の湿気対策や家屋補強工事などを執拗に勧めてくる業者もいます。
見積もりを依頼した際には、その場で決めずに、
一方的な営業がないかなど担当者の対応に注意して、信頼ができる業者なのかを判断しましょう。
さいごに
長く付き合えるシロアリ業者を選びましょう
シロアリ防除薬剤の効力は5年を目途に作られています。
そのため、シロアリから大切な家を守るためには、5年毎のシロアリ防除施工が必要となります。
また、もしもシロアリの再発生があった時に、しっかりと対応をしてくれる業者を選ぶ必要があります。
そのため、シロアリ駆除業者選びでは、料金の安さだけでなく、様々な要素とのバランスを考えて長く付き合えると思う業者を選ぶことをお勧めします。
尚、「駆除の匠」ではシロアリ防除施工の無料調査見積もり承っています。
お気軽にご依頼ください。(対応地域:福岡県、大分県、山口県西部)