イタチは厄介な害獣ですが、業者に駆除を依頼すると10万~30万円ほどの高額な費用がかかる場合が多いので、なるべくなら自分で対策したい!と考える方も多いと思います。

今回はそんな方のために、イタチ対策グッズのおすすめ品についてご紹介していきたいと思います。

イタチ対策グッズ

防獣用ライトを使用する

イタチは夜行性の生き物なので、活動が活発になるのは主に夜間になります。

そんなイタチが苦手とするのが光です。イタチは夜間に急にライトなどの強い光を当てられると自分が外敵に見つかってしまったと思って逃げ出そうとする場合がよくあります。

そのため、屋根裏などイタチが巣を作っている場所に防獣用のライトを設置することでイタチを驚かせ、追い出すことが出来る場合もあります。

また、防獣用ライトにはセンサーで生き物を感知した際に自動で発光したり、一定間隔で発光したり、光と共に音を発して驚かせるなどの機能を持つものもありますので、これらの機能を利用することでより効果を高めることが出来るでしょう。

さらに、ライトの光が当たる範囲に使わないCDなどを吊るしておくと、CDの裏面にライトの光が当たって反射し、より光による威嚇効果が高まります。

その他、防獣用ライトは家の周りなどに設置しておくことで害獣が家に侵入しようとするのを防ぐのにも役立ちますので、イタチのみならず様々な害獣対策に使えます。

注意点として、音が鳴るタイプのライトは近所迷惑になる可能性もあるので、使用する際はよく周りの環境を確認してからにしましょう。

忌避剤を使ってイタチを遠ざける

イタチは漂白剤や木酢液などの臭いを嫌がるという習性がありますので、イタチが嫌がる臭いを発する「忌避剤」を利用するというのもイタチ対策として効果的です。

イタチが巣を作りやすい屋根裏や床下などに忌避剤を設置することによって、イタチを寄せ付けない、あるいはイタチを追い出す効果が期待出来ます。

また、既にイタチに巣を作られてしまっているという場合は、前述の防獣用ライトで照らしながら忌避剤の設置を行うことで安全性を高めることが出来るでしょう。

逆に屋外でイタチの侵入口になりそうな場所に忌避剤を設置する場合は、侵入口を取り囲むように忌避剤を設置するのがおすすめです。

忌避剤には固形タイプや液体タイプ、スプレータイプなど様々な種類がありますが、固形タイプの物がおすすめです。(スプレータイプの物は風などの影響で霧散し、すぐに効果がなくなってしまう可能性があります。)

箱罠で捕獲し、遠くに逃がす

イタチを直接捕獲してしまい、どこか遠くに捨ててくるという方法もあります。

そうした際に使用するのが「箱罠」です。

箱罠にはエサを刺している棒に力が加わった場合に扉が閉まって害獣を閉じ込める「吊り餌式」と、箱罠底面にある板に重みがかかった際に扉が閉まる「踏み板式」の2種類があります。

こうした箱罠をイタチの通り道に置いておき、エサを入れておくことでイタチを捕獲することも可能です。捕獲したイタチを遠くに逃せばイタチの被害を終わらせることが出来ます。

箱罠に入れるエサは様々ですが、主に唐揚げや果物などがいいでしょう。(加工肉は日持ちがするため腐りにくいのが長所です。)

ただし、イタチは鳥獣保護管理法で保護されている生き物なので自治体の許可なく捕獲してはいけませんし、許可を取っても捕獲が許されるのはオスだけで、メスの捕獲は禁止されています。

その上イタチの通り道を把握するための専門的な知識が必要になりますし、捕獲したイタチを安全に取り扱うのも知識がない方では難しい上に危険なので、自分で捕獲するというのはあまりおすすめの手段ではありません。どうしてもという場合の窮余の策と認識しておきましょう。

まとめ

今回はイタチ駆除や予防に役立つ対策グッズについてご紹介させていただきました。

箱罠を使っての自分での捕獲というのはハードルが高いですが、その他の対策グッズに関しては比較的簡単に使用することが出来るので、イタチ対策としておすすめ出来ます。

イタチの被害に悩んでいる方、また、イタチの侵入を防ぎたいという方は購入を検討してみてもいいかもしれませんね。