北九州市戸畑区は、牧山海岸、浅生、丸町、新池などを中心として、イエシロアリ被害が著しい地域です。
イエシロアリ被害は建物に重大な損失を与えることがあるため、
戸畑区では家を建てたら定期的なシロアリ対策が必要です。
例えば、梅雨時期の夜に茶色い羽アリを見たことはありませんか?この羽アリは、シロアリで、シロアリの中でも食欲旺盛な種類で家に大きな損害を与えることがある最も注意をしなければいけないイエシロアリです。
シロアリは、社会性の発達した昆虫で、職蟻、兵蟻、生殖階級のシロアリとそれぞれのシロアリが役割をもって生活をしています。
ところが、巣がある程度大きくなると、一部のシロアリは巣別れをするために羽を生やして飛び立ち、新しい場所で新たな家族を作ります。
この動画は、イエシロアリが梅雨に羽アリとなって飛び立ってから約2か月後の様子です。
卵から孵化し、新しい家族を作っています。
この子供たちが数十万頭もの数になって餌場を探すのですが、
時に、人の住む家を格好の餌場と思って侵入をしてくることがあります。
羽アリを見たら、近くでシロアリが活動していることが考えられますので、
家にシロアリが侵入しないようにシロアリ対策をやっておきましょう。
また、羽アリが大量に発生している場合は、シロアリ被害が考えられます。
早急にシロアリ駆除業者に調査を依頼して対策を行ってください。
戸畑区でのシロアリ調査見積もりの事例
実際に戸畑区であったシロアリ調査から見積もりまでの事例をご紹介します。
お問い合わせ
タンスを動かすと畳がシロアリに食べられていた
こちらのお客様は、お知り合いからの紹介で当社にお電話を頂いたのですが、畳替えをしようと和室のタンスを動かすと、シロアリのような虫が沢山いて畳が食べられていたとのことです。
かなり同様をされてるご様子で、白い虫が沢山いて、畳が食べられているとのこと
お話をお聞きする限りでは、シロアリによる被害の可能性が高いと思いました。
ただし、お電話だけではシロアリだとは断定できませんし、シロアリを駆除する場合でも、シロアリの種類と建物の造りを確認し、どのように駆除をするのかを検討する必要があります。
そのため、いきなり工事に入ることはなく、事前に必ず現地調査を行う必要があります。
シロアリは、殺虫剤を撒くと警戒をします。
戸畑区はイエシロアリが多い地域ですが、
イエシロアリの巣を駆除する際に、シロアリが警戒をして毒餌に食べないことがあります。
シロアリが異常な警戒をすると、工期が長くなったり、シロアリが新たな道を作って被害が拡大してしまうことがあります。
そのためシロアリに気付いても殺虫剤は散布してはいけません。
お客様はシロアリに驚かれて、すでに殺虫剤を撒いてしまったとのことでしたが、
これ以上、シロアリをパニックにさせないように、そのままの状態にしておくようお伝えしました。
このホームページをご覧の方も、もしもシロアリや羽アリを見ても殺虫スプレーは使わずに、業者がくるまでそのままの状態でお待ちください。
シロアリ調査の実施
お電話でお約束した日時に、訪問しました。
(※お客様と日時が合えば、すぐに訪問できるのですが、繁忙期はお問い合わせが集中するため少しお待ち頂くこともあります。まずはお問い合わせください。)
まず、シロアリのような虫を発見して畳が食べられているという和室に案内をして頂きました。
写真は2階の和室ですが、
畳の食害からシロアリによるものだとわかります。
シロアリの中でもイエシロアリによる被害です。
現在、日本には22種類のシロアリの種類が確認されており、建物に被害を与えるシロアリは5種類です。
戸畑区ではヤマトシロアリとイエシロアリの2種類のシロアリ被害が主です。
ヤマトシロアリは地域によって若干の被害の傾向が異なるのですが、
戸畑区のヤマトシロアリは雨漏りがない限りは腰丈くらいまでの高さの被害です。ヤマトシロアリは比較的湿度の高い環境を好むため、雨漏りなどがない限りは2階まで上ってこのように畳を食べることはみられません。
したがって、戸畑という地理的にも、2階の畳まで被害が及んでいることからイエシロアリによる被害だと判断ができます。
イエシロアリは乾燥した木材であっても自分で水を運んで木材を湿しながら食害をしていくことができるため、小屋裏を含めて建物全体に被害を及ぼすことができます。
また、短期間で広い範囲を加害することがあるため、注意しなければならない重要な家屋害虫です。
2階の和室のシロアリ被害の状況を確認後、シロアリがどこから侵入しているのかの確認の為に、床下調査を行いました。
シロアリは地中から家に侵入してくることがほとんどです。
したがって、シロアリの侵入経路となる地面と接している基礎や束などにシロアリの通り道がないか確認をする必要があります。
しかし、床下で目視確認できるところでは「蟻道」は見当たりませんでした。
床下からは分からない、浴室か玄関の袖壁からの袖壁からの侵入可能性を想定されます。
こちらは玄関上の和室ですが、畳をはぐって、1階と2階の間の天井を調査しました。
一階の天井を覗いてみると、
早速、イエシロアリの分巣を確認しました。
分巣とはイエシロアリが本巣との間に作る中継地点のような巣です。
こちら様宅では、シロアリの侵入経路は床下ではなく、床下のない玄関の袖壁のようです。
ちなみに床下からシロアリの侵入がある場合では、
調査結果の報告・駆除方法のご提案とお見積り
調査後は、調査担当者がデジタルカメラで撮影した写真をお見せし、調査結果を取りまとめて説明します。
こちらのお客様様の家は長屋かつ土壁でした。床下からの侵入経路は確認できず、私は玄関袖壁からの侵入の可能性が高いと判断しましたが、シロアリの侵入経路は一カ所とは限りません。
床下のない浴室や長屋の隣の家からのシロアリの侵入の可能性も考えられます。
シロアリの駆除方法も二通りありますが、このようなすべてのシロアリの侵入経路が把握できない場合では、建物に侵入しているイエシロアリの巣から駆除を行うことが最も望ましく、シロアリ業者が選ぶべきシロアリ対策となります。
シロアリの巣を駆除する施工法にベイト工法と呼ばれる施工方法があります。ベイト工法とは、シロアリに脱皮をさせない薬を食べさせて数か月間かけてシロアリの巣を駆除していく方法です。
駆除完了までは夏季の着工で2~3ヶ月程度が目安です。
お客様には、現在の状況と今後取るべき対策についてご説明し、御見積書をお渡ししました。
後日、ご依頼を頂き、工事に入られて頂きました。
当社では、押し売りなどは行っていませんので、安心して無料調査見積もりのをご利用ください。
この記事の筆者について
シロアリ業者にご不安な方も安心してご相談ください。
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