ピレスロイド系の殺虫剤とは

ピレスロイドとは、除虫菊 に含まれる有効成分の総称です。
除虫菊の花に含まれている天然の殺虫成分を「ピレトリン」と呼びます。
ピレスロイドは除虫菊の殺虫成分ピレトリンに似た化合物で、様々な誘導体が合成され世界中で殺虫剤として利用されています。
ピレスロイド系の殺虫剤は、即効性に優れ、忌避効果(虫が嫌がって近寄らない)があります。

また、ピレスロイドは、
害虫の皮膚や口から体内に入って、虫の神経を麻痺させて駆除をしますが、
動物の体内に入っても分解されやすく、短時間で体外へ排出されるなど安全性に優れています。
他の殺虫剤よりも光や熱、空気に触れると分解されやすいため、自然環境にも優しい特徴があります。

ピレスロイド系の殺虫成分
ピレトリン:速効性がある。
アレスリン :ハエ、蚊に特効を示し、速効性がある。
フタルスリン :とくに速効性があり、ノックダウン効果が高い。
レスメトリン :とくに致死効果が高い。
フラメトリン :ハエ、蚊に特効を示し、速効性がある。
フェノトリン :とくに残効性、速効性がある。
ペルメトリン :とくに残効性が高い。
エムペントリン :常温で揮散し、衣料害虫に有効。
プラレトリン :ハエ、蚊に特効を示し、速効性がある。
イミプロトリン :とくに速効性が高い。
トランスフルトリン :揮散性が比較的高く、殺虫効果も優れている。
シフルトリン :広範な害虫に卓越した効果がある。
プロフルトリン :常温で揮散し、衣料害虫に有効。
メトフルトリン :揮散性が比較的高く、殺虫効果も優れている。
モンフルオロトリン :速効性が高く、ノックダウン後の行動停止効果がある。
シラフルオフェン :とくに残効性が高く、魚毒性が低い。



さて、トコジラミとピレスロイド系の殺虫剤との関係についてお話しします。

ピレスロイド系の殺虫剤は、分解されやすく他の殺虫剤と比べると安全性に優れていることから、広く利用されているため
一部の虫に対しては抵抗性がみられています。同じ系統の薬剤を使い続けると、その昆虫の子孫に対して、抵抗性が生まれ、一部の害虫に対しては、効果が低かったり、効かなくなってしまいます。

近年、日本でみられるトコジラミの約9割が、ピレスロイド系の殺虫剤に対して強い抵抗性を持っていると言われています。

したがって、市販されている殺虫剤、燻煙剤を使用しても、トコジラミに対しては効果が見込めない可能性が高いのです。

市販殺虫剤を使用する場合は、必ず成分の確認をしてください。
いち早くトコジラミの悩みから解放されるためには、トコジラミ駆除技術のある専門業者に相談されることが良いでしょう。

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