トコジラミの活動時期やトコジラミ駆除の注意点について紹介します。
トコジラミは休眠するが、一年中活動している
トコジラミは、真夏に気温が上がって熱くなり過ぎたり、真冬に気温が下がり寒くなると活動を休眠し、体力を温存しようとします。
トコジラミは、エネルギーを蓄えるために休眠をしますが、特に被害の多い寝室においては、一年中活動をしています。
この理由は、室内はクーラーや暖房などの空調設備で一年中快適な温度に調整されるため、トコジラミ被害は一年中みられるのです。
トコジラミは、短時間の猛暑や寒さでは休眠をしないのです。
このようにトコジラミは、一年を通じて活動をしていますが、夏の終わり頃から秋頃に活動がより活発にある傾向があります。
トコジラミは夜間に活動をする
トコジラミは、基本的に夜行性です。
海外では、bedbugと呼ばれるように、夜間電気の消えた就寝中に人を吸血することがほとんどです。
トコジラミの駆除は完全駆除が必要
トコジラミは1匹残らず完全に駆除することが必要で、燻煙剤や殺虫剤を撒くだけでは駆除はできません。
トコジラミは薬剤成分が行き届かない家具やクロスなどの隙間に潜んでおり、
加えて近年のトコジラミは、ピレスロイド系の薬剤抵抗性が強いため、自分で完全に駆除することが非常に難しいです。
技術のある専門業者に相談をすることが安眠への近道となります。
しかし、現在の日本ではトコジラミ駆除技術のある防除業者が限られています。
詳細記事:トコジラミは完全駆除が必要な理由
日本でトコジラミを完全に駆除できる業者が限られている理由
というのは、戦後、日本ではトコジラミによる被害がほぼなくなり、2006年頃からグローバル化の影響によって海外からの侵入が原因で日本でもトコジラミ被害が増加しています。
つまり、防除業界の中では約半世紀もの空白期間があるため、トコジラミ駆除の技術者が少ない問題があるのです。
近代の害虫駆除業界は、
「人間生活における有害・不快な生物の活動を、 人の生活を害さないレベルまで制御すること」という考え方で、
ゴキブリ等の衛生害虫の防除を行っています。
トコジラミについては、「 人の生活を害さないレベル」とは、完全に駆除することを指します。
最低限、この点を理解していなければ、時間の経過と共に繁殖し、再発を繰り返してしまいます。
トコジラミ駆除を行っている業者の中でも、完全駆除する考え方と技術がないこともあります。無駄な費用と時間を費やさないためにも、業者の選定には、どのような施工内容か、何回施工を行うのか、再発時の保証はあるのかについて確認をしましょう。
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