イタチは厄介なデメリットが多いというだけではなく、危険性も高い害獣ですので、不意に遭遇した際に対応を間違えると余計に被害を受けてしまったり、事態が悪化してしまう可能性があります。
そこで今回は、不意にイタチに遭遇してしまったり、家にイタチがいる場合にやってはいけないNG行動についてご紹介していきます。
イタチに出くわした際にしてはいけない行動
エサを与えない
イタチは見た目だけ見ると愛らしい姿をしているので、ついつい何かしらエサを与えてしまいたくなるという方もいると思います。
しかし、間違ってもエサを与えてはいけません。
エサを与えてしまうとイタチが家に住み着いてしまう可能性がありますし、既に住み着いている場合はそのエサを屋根裏などにある自分の棲家に持っていって食べます。
その食べ残しなどに害虫が湧くこともありますし、食べ残しが腐敗してカビがハエてしまい、そのカビが家屋の建材にまで侵食して劣化させてしまう危険性もあります。
いきなり駆除しようとしない
イタチを見つけたからと言って、その場で駆除や捕獲しようとするのはやめましょう。
まず前提として、イタチは鳥獣保護管理法で保護されている動物なので、捕獲・駆除をするには各自治体の許可が必要です。許可なしに捕獲・駆除をしてしまうと法律に違反してしまいます。
また、イタチは非常に素早いので行き当りばったりで捕獲をしようとしても我々人間のスピードではとても追いつくことは出来ません。
さらに、イタチは非常に警戒心や学習能力が高い動物でもあるため、無闇に捕獲しようとしても逃げられてしまうばかりではなく、余計に警戒心が高くなって今後さらに捕獲が困難になってしまいます。
極めつけは、イタチの持つ凶暴な性格にあります。
イタチは可愛い見かけに反して非常に気性が荒い性格の持ち主なので、自分より何倍も大きい我々人間に対しても怯まず襲いかかってきます。
その結果、噛みつかれたり引っ掻かれたり、周囲に強烈な臭いの分泌物を撒き散らされたりと散々な目に遭ってしまう危険性もあります。
加えて、イタチは狂犬病などの様々な病気の菌・ウィルスを持っている場合が多いので、怪我だけではなく病気にかかってしまうリスクもあります。
イタチの駆除はプロの業者であっても綿密な準備の上で行う危険で難しい作業です。なので、イタチがいたからと言って無闇に手を出すのはかえって逆効果になってしまう場合が多いのでやめましょう。
威嚇しようとしない
イタチは我々人間に比べれば小さい生き物ですので、大きな声などで驚かせば逃げていくのではないか?と感じる方もいると思います。
しかし、イタチは前述の通り非常に獰猛な性格ですので、威嚇して追い出すつもりが逆に襲いかかられてしまった…という場合も考えられます。
おまけに、イタチは自分の棲家に対して強く執着する習性がある動物ですので、仮に驚かせてその場だけは追い出すことに成功しても、すぐにまた戻ってきてしまいます。
加えて、前述の通り次は警戒心が高くなっているため、より対処が難しくなってしまうというのもデメリットです。
イタチを見かけたとしても、下手に刺激するようなことはしないでおきましょう。
素手で触らない
仮にイタチの捕獲・駆除の許可を取り、捕獲に成功したとしても、間違っても素手でイタチを触ろうとしてはいけません。
先程もお伝えした通り、イタチは様々な病菌の菌やウィルスを持っている可能性がありますので、素手で触るのは非常に危険です。
また、最後まで抵抗して噛み付いたり引っ掻いてくることも多いので、どんな作業をする場合も必ず厚手の手袋を装着して扱うようにしましょう。
また、イタチ本体だけではなく、イタチの巣の後を掃除する際も同じです。
まとめ
今回はイタチに対してのNG行動についてご紹介させていただきました。
専門的な知識がない方が下手にイタチを刺激してしまうのは非常に危険ですので、不意に遭遇してしまった際は出来るだけ穏便にその場を立ち去るのが無難です。
本格的な駆除をする場合は、やはり専門業者に依頼をするのがいいでしょう。