害獣として広く知られているイタチ。一度家屋に侵入され、棲家を作られてしまうと悪臭や騒音などなど様々なデメリットを引き起こしてしまいます。

そのため、まずはイタチに侵入されないようにしっかりと予防しておくのが重要と言えます。

今回は、そんなイタチの侵入を防ぐための予防策についてご紹介していきます。

イタチの侵入を防ぐための予防・駆除策とは?

漂白剤や酢の臭いに弱い

まず一つ目の方法はイタチが苦手な臭いを発するものを使うという方法です。

イタチは主に漂白剤や木酢液などの酢の臭いを苦手としていますので、これらの臭いが出るものを屋根裏や床下などイタチが棲家を作りやすい場所に配置しておくというのも予防策として有効な手段です。

またこれらは屋内での対策であり、屋内にこうした臭いを発するものを配置して対策したい場合は、小動物用の忌避剤を購入して使用するのがいいでしょう。

忌避剤を使用する場合は、固形タイプのものをイタチの侵入口を取り囲むように配置するのが効果的です。燻煙剤やスプレータイプの忌避剤は風によって拡散してしまうため効果があまりありませんので注意してください。

侵入口となる場所を金網で塞ぐ

イタチの侵入口となりそうな場所をあらかじめネットなどで塞いでしまうというのも得策です。

また、イタチは気性が荒く攻撃的なため、侵入口を塞ぐ際は金網などの頑丈なもので塞いでしまうのがいいでしょう。

注意点として、使用する金網はなるべく目が細かいものを使用するようにしましょう。

というのも、イタチはわずか3cmほどの隙間があれば侵入することが出来るという細く柔軟な体の持ち主だからです。目が粗い金網だとせっかく購入しても侵入されてしまい、費用の無駄遣いになってしまう可能性がありますので気をつけましょう。

大きな音で驚かせる

イタチは大きな音を聞くと驚いて逃げる場合があります。

そのため、イタチの侵入を防ぐために定期的に大きな音を鳴らすというのも効果的です。

ただ、この方法は近所迷惑になってしまう場合もあるため都市部などではあまり使用することが出来ませんので注意しましょう。なるべく他の方法で対策するに越したことはないと言えます。

エサとなる他の生き物に対する対策を行う

イタチに限らず、生き物の習性としては当然のことではありますが、エサとなるものが多い場所を好みます。

イタチは雑食性でネズミや小鳥なども襲って食べるため、家の中にいるネズミなどを放置しているとこれらを目当てにして侵入してくることもあります。

そして、そのまま棲家を作られてしまうと様々な被害を被ることになってしまうのが問題です。

こうした事態を避けるためには、日頃からしっかりとネズミなどの対策を行い、イタチのエサとなるものが少ない環境を作ることが大切です。逆に言うと、イタチ対策をすることはネズミなど他の生物の対策にもなるということですね。

一度棲家を作られてしまうと効果がないので注意

ここまでイタチの侵入を防ぐための予防策についてご紹介してきましたが、これらはあくまで「予防策」であるというのが注意点です。

というのも、イタチは一度棲家を作るとその場所に強く執着するという習性があるため、侵入を許し、棲家を作られてからこれらの対策をしても出ていってくれなかったり、何とかして戻ってこようとしてしまいます。

もし既にイタチに侵入されてしまい、棲家を作られてしまっているようなら専門の業者に依頼して駆除してもらうのが得策です。

自分で駆除をする方法もありますが、イタチは気性が荒い生物なので人間相手でも噛み付いてきたりする可能性があります。

その上、イタチは狂犬病など様々な病気の菌やウィルスを持っている場合が多いため、単に怪我をするだけではなく重大な病気にかかってしまうリスクもあります。

安全面を考えれば、やはり専門業者への依頼が得策と言えるでしょう。

まとめ

今回はイタチの侵入を防ぐための予防策についてご紹介させていただきました。

実際にイタチに侵入されてしまうと様々な被害が考えられる上、業者に駆除してもらうのにも費用がかかりますので、やはりしっかりと事前対策を講じて侵入されないようにしておくことが大切です。

あなたもぜひ、今回の記事を参考にイタチ対策をしてみましょう。