イタチと言えば日本の代表的な害獣としてよくその名を耳にする動物ですが、実際にイタチによる被害というのはどんなものか、いまいちピンと来ない方も多いのではないかと思います。
中には「イタチはあまり大きな生き物でもないし、被害と言っても大したことないのでは?」と考えている方もいるのではないでしょうか?
しかし、イタチというのはその小さく愛らしい見た目からは想像出来ないような危険性を秘めている生き物です。
今回は、そんなイタチによる被害についてご紹介していきたいと思います。
ダニや雑菌が繁殖する
イタチはエサを見つけてもその場で食べるということはせず、大抵の場合は自分の巣に持ち帰ってから食べる習性があります。
そのため、例えばお家の屋根裏などにイタチが住み着いてしまった場合は、イタチは屋根裏でエサを食べることになります。
しかしここで問題となるのが、イタチが食べ残したエサなどにダニなどの害虫が湧いてしまったり、腐敗してカビが生えてしまったり、雑菌が繁殖してしまうことです。
ダニはアレルギーなどの原因にもなりますし、カビは気管支炎などの健康被害の他、家屋にもダメージを与えます。
この面だけ見ても、イタチを放置するのは様々なデメリットがあるといえるでしょう。
臭いによる被害
続いて問題となるのがいたちによる悪臭被害です。
イタチも動物なので、当然エサを食べればフンもします。
基本的に動物のフンというのは臭いものですが、中でもイタチのフンは特に臭いがキツイことで知られています。
そのため、イタチを放置することは悪臭による被害とワンセットと言ってもいいでしょう。
また、このフンに前述のようにダニなどの害虫が湧いてしまうこともありますので、こちらも様々な面でデメリットをもたらします。
夜中に騒音を立て、睡眠の邪魔をする
イタチは夜行性の動物ですので、夜になると活動が活発になります。
そのため、屋根裏などに巣を作られてしまうといざ寝ようという時間帯に限ってドタドタと騒がしく足音を立て始めるので、不安になってしまったりうるさくて中々寝付けないという方も多いようです。
睡眠不足によって学校や仕事中に眠くなってしまうのは困りますので、なるべく早期に退治したいですね。
家屋が痛む
イタチが民家に侵入して巣を作る場合、断熱材などを引きちぎって穴を開け、そこを棲家とする場合が多いようです。
こうなるとせっかくのお家の断熱性なども当然低下してしまいますし、修理するにしても費用がかかってしまいますので困りものです。
畑や家畜に対する被害
イタチによる被害は何もお家の中だけではなく、その周辺にも影響を及ぼします。
イタチは雑食性で気性も荒いため、畑の作物を食い荒らすのはもちろんのこと、鶏などの家畜やペットなどを襲うこともあります。
せっかく大切に育てた作物や家畜がイタチの被害に遭うのは残念ですし、もし家族同然のペットが襲われたらと思うと恐ろしいですよね。
また、イタチは泳ぎ得意なため、猫や犬などのペットだけではなく、金魚や池の鯉が被害に遭うことも少なくありません。
その他、こうした畑や家畜・ペットへの被害だけではなく、生ゴミを荒らすなどの被害もあるため、やはり野放しにしてはおけないのがイタチという生物です。
人間を襲う場合も
イタチによる被害は、時として我々人間に直接降りかかる場合もあります。
前述の通り、イタチは気性が荒く攻撃的な動物なため、自分より大きい人間が相手でも襲いかかって噛み付いたりすることがあります。
イタチは狂犬病など様々な病気の菌やウィルスを持っている場合がありますので、単純に怪我をする以上のリスクがあるというのが恐ろしいポイントです。
特に狂犬病は発症してしまうと致死率がほぼ100%と言われる病気なので非常に危険です。自分自身の命を守るという意味でも、イタチの駆除は非常に重要です。
まとめ
今回はイタチによる被害にはどんなものがあるのか?という点についてご紹介していきました。
イタチは小さく見た目も可愛らしい生き物ですが、様々なデメリットや危険性を持ったれっきとした害獣です。
もしあなたのお家で夜中に天井裏を走る足音がしtなら、それはもしかしたらイタチかもしれません。そんな時は、しっかりと専門の業者に依頼して一刻も早く駆除してもらうのがいいでしょう。