夜間、羽アリが公園の街灯やガソリンスタンドの電気に大量に集まっていることがあります。
特に、梅雨時期になると
羽アリが部屋の光に寄せられて室内に入ってきて悩まされる方も多いのではないでしょうか。
羽アリはなぜ光に集まるのか
羽アリが光に集る理由は、羽アリに限らずとも、多くの昆虫が、光に集まる習性があるためです。
羽アリは、「光が発する紫外線に反応」して集まってきます。
正確には、「光ではなく紫外線に反応」しているのです。
昆虫には、私たちと違った「視覚として認識できる光の波長」があります。
昆虫が認識できる
波長帯は、およそ300~600nm と言われています。
多くの昆虫は350~450nm辺りの波長によく反応します。
対して、人間が認識できる波長帯は、400~700nmと言われています。
つまり、人間に見えて昆虫には見えない光があるということです。
このような昆虫の習性を利用して、コンビニなどでは、昆虫がよく反応する波長のライトを利用した電撃の殺虫機がみられます。
光源管理を行いましょう
羽アリの種類によっては強い走光性があります。
例えば、梅雨時期にみられる茶色い羽アリ、イエシロアリの羽アリです。
梅雨に飛来するイエシロアリの羽アリは走行性が非常に強く、室内の灯りが外に漏れると、近所から集まって部屋の中に入ってくることがあります。
夜間に近所から飛んでくる茶色い羽アリが気になって、ストレスになる方は、梅雨時期の夜間には、できるだけ外に光が漏れないようにするなど、光源管理(ライトコントロール)をしっかりしましょう。
光を遮断することが、最も昆虫の飛来を防ぐことに効果があります。
玄関やマンションのエントランスなど、防犯上、電気を消したくない場所では、昆虫の視覚が認識しにくい波長のLED照明に変えるなどもひとつの対策です。
但し、LED照明の波長も様々ですし、羽アリの飛来を完全に抑えれるわけではないことも知っておきましょう。
大量の羽アリはシロアリ被害の可能性が有り
羽アリは近所からの飛来だけでなく、
シロアリやクロアリが建物の営巣をして大量に発生することがあります。
そのような場合には、羽アリが出てきている場所に殺虫スプレーを撒いても駆除はできません。
発生源を絶つための駆除を行なう必要がありますので、専門の業者に依頼をしましょう。
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