新型コロナが猛威を奮っている状況なので、皆さん感染予防には殊更注意を払って日々を過ごしていることと思います。

しかし、いくら体調管理に気を使っていても、日々のお仕事の疲れなどで体調を崩してしまう可能性はあります。そして、そうした際に「もしかして新型コロナに感染したのでは…?」と不安を感じることもあるでしょう。

そこで今回は、コロナ禍の中で体調を崩してしまい、新型コロナかどうか分からない時どうすればいいのかについてご紹介していきたいと思います。

新型コロナの疑いがある場合どうすればいいか?

1:会社や学校に連絡する

体調が悪く、新型コロナウィルスに感染している疑いがある場合、まずは会社や学校に連絡してお休みをもらいましょう。

もっとも最悪なパターンは本当に新型コロナに感染しており、無理して会社や学校に行くことで周りの方にも感染を広げてしまうことです。

そのため、大事な仕事があった場合などでも無理せずに休むのが大事です。

2:まずは自宅療養で様子を見る

新型コロナの疑いがある場合、「すぐにでも検査してもらって治療を受けたい!」と思う方が多いと思います。

しかし、そうした不安に駆られてすぐに最寄りの病院に駆け込むのは不適切な対応です。

そもそも立ち寄った病院が新型コロナに対して専門的な検査・治療を行なっているとは限りませんので、場合によっては無駄足になってしまうだけではなく、他の患者の方々に新型コロナウィルスを移してしまう危険性もあります。

厚生労働省では新型コロナにかかったと考えられる目安として

・風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続いた場合
・強い倦怠感や息苦しさがある

という2つの指針を発表していますので、まずは4日間自宅療養にて様子を見ましょう。

また、体を動かせるうちに、万が一に備えて入院に必要な物などを準備しておくようにしましょう。

3:帰国者・接触者相談センターに相談

様子を見ても症状が良くならない場合は、最寄りの保健所などに設置されている「帰国者・接触者相談センター」に電話にて相談しましょう。

新型コロナウィルスに感染している可能性があると判断された場合、専門的な検査・治療を行なっている医療機関を紹介してもらうことが出来ますので、そちらを受診しましょう。

4:専門の医療機関を受診する

次は帰国者・接触者相談センターで紹介された医療機関を受診します。

検査の結果陽性と判断されたとしても、すぐに入院というわけではありません。症状が軽い場合は自宅や用意されているホテルなどで療養という形になる場合もあります。

対応は各自治体が定めているルールによって変わりますので、事前に確認しておきましょう。

まとめ

今回は体調を崩し、新型コロナに感染してしまったかどうか分からない時の対処法についてご紹介させていただきました。

コロナの脅威が叫ばれている中、体調を崩してしまうと「まさか自分も…?」と思い、強い不安を感じてしまうのは仕方ありません。

しかし、そうした不安に駆られて闇雲に医療機関を受診してしまうと、他の患者さんに新型コロナウィルスを移してしまう危険性があるだけではなく、実は新型コロナに感染していなかったのに、病院にいる他の方からウィルスをもらってしまうという可能性もあります。

そして、感染が拡大することで医療機関の人手も足りなくなり、医療崩壊によってそもそも治療すること自体が不可能になってしまう恐れもあるのです。

体調を崩してしまった場合でも不安な気持ちをひとまず抑え、適切な行動を取るよう心がけることが大切です。

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