新型コロナの対策として消毒用アルコールを使用するのが有効ですが、場合によっては品不足で手に入らないということもありますよね。
そこで消毒用アルコールの代わりとして使用出来るのが次亜塩素酸水です。
今回は、次亜塩素酸水とは何か？また、使用する際の注意点などについてご紹介していきたいと思います。
次亜塩素酸水とは何か？
まずは次亜塩素酸水とは一体何なのか？という点についてです。
次亜塩素酸水というのは塩素系の殺菌剤の一つであり、調理器具や野菜の殺菌、ノロウィルス対策などに使用されることがよくあります。
また、洗剤の中には「次亜塩素酸ナトリウム」を主成分とするものもありますが、これらと次亜塩素酸水はまた別物ですので、混同してしまわないように注意が必要です。
次亜塩素酸水は酸化作用があり、細菌やウィルスを破壊する効果があります。その効果は新型コロナウィルスに対しても有効性が確認されているので、新型コロナ対策として使用することも可能です。
次亜塩素酸水の使い方は？
次亜塩素酸水は新型コロナウィルスへの有効性も確認されていますが、同時に消毒効果を持つ濃度の次亜塩素酸水は人間の肌や粘膜にダメージを与えてしまう可能性もあります。
そのため、次亜塩素酸水を使った消毒は手指などの人体に対してではなく、ドアノブなどの物に対してに留めておくことが安全です。
次亜塩素酸水を使って物を消毒する際は、まずしっかりと手袋やマスク、ゴーグルなどを装着して手や粘膜を保護します。
そして、次に消毒する物を綺麗に拭き取ります。次亜塩素酸水はタンパク質などが付着していると効果が薄くなってしまいますので、しっかりと拭きましょう。
その後、次亜塩素酸水をヒタヒタになるくらいに回しかけ、20秒以上置いてからタオルやキッチンペーパーで拭き取れば消毒完了です。
次亜塩素酸水を扱う上での注意点
次亜塩素酸水を取り扱う場合、以下の点に注意しましょう。
１：直射日光が当たる場所での保存は避ける
次亜塩素酸水は紫外線や熱に弱いため、直射日光や熱に晒されてしまうとその効果が低下してしまいます。
そのため、保存する際は冷暗所などに置くよう心がけましょう。
２：よく換気をする
次亜塩素酸水は吸引してしまうと体に害がある可能性があるため、使用する際はよく換気して使うようにする必要があります。
また、次亜塩素酸水をスプレーなどに入れて噴霧するのは吸引してしまう可能性があるのでやめましょう。
３：他の洗剤と混ぜてはいけない
先にもお伝えした通り、次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムを主成分とする洗剤は基本的に別物です。
そのため、これらを混ぜてしまうと塩素が発生してしまう可能性があるので、混ぜないように気をつけましょう。
まとめ
今回は次亜塩素酸水とその使い方についてご紹介させていただきました。
次亜塩素酸水は消毒用アルコールに比べると手指の消毒に使えなかったり、取り扱う上で注意する点が多いというのが難点ですが、新型コロナ対策に利用することは可能です。
消毒用アルコールが中々手に入らない時のために、覚えておくといいでしょう。