ハクビシンの糞は、犬と同じ大きさくらいで5cm~15cm程です。
溜め糞といって、同じ場所で糞をする習性があります。
そのため、天井裏を棲み処とした場合に、天井板がシミや腐れ、ひどい場合はに天井板が落ちてしまうることがあります。

もしも、天井裏やベランダなどで動物の糞を見かけたら、ハクビシンかを判断するにはどうしたら良いでしょうか。

果物を主食としているハクビシンの糞は形は丸くて細長く、果物の種が多く混ざっているのも特徴です。
犬の糞のようで、果物の種が混ざった溜め糞があれば、ハクビシンの可能性が考えられます。

ハクビシンと似た屋根裏に侵入する害獣に、アライグマ、タヌキ、イタチがいます。
ハクビシンは溜め糞の習性がありますが、タヌキ、イタチも同様に溜め糞をします。
ハクビシンは、溜め糞の上から尿をするため、結果的には強い臭いを発しますが、ハクビシンの糞自体の臭いは強くありません。
アライグマ、タヌキの、イタチの糞は、強烈な臭いを発するのに、ハクビシンの糞自体の臭いが少ないのは果実を好んで食べるからだと考えられています。

ハクビシンの糞
大きさ:5cm~15 cm
形:丸くて長い
溜め糞:する
臭い:少ない

イタチの糞
大きさ:まちまち(雄雌での個体の大きさによって差がある)
形:細長い
溜め糞:する
臭い:強い

アライグマの糞
大きさ:5cm~18 cm 
形:バラバラ(食べ物によって異なる)
溜め糞:しない
臭い:強い

山林に住むハクビシンは壮大な自然の中で糞をしますが、里山で民家に侵入したハクビシンは屋根裏や床下などに、都会で生息するハクビシンは屋根裏に限らずベランダや庭など人間の生活圏内で糞をします。

糞の清掃には保護具を着用しましょう。

ハクビシンの糞には様々な細菌がいるため、掃除をするときには、手袋だけでなく、菌を吸引したり粘膜から体内に入れてしまわないよう防塵マスクや防護メガネをするなど、感染症対策を行いましょう。
また、その際に使用した靴や衣類、保護具などはアルコールなどで除菌を行い、細菌を拡げてしまわないように注意しましょう。