イタチは家屋に侵入して様々な害をもたらす害獣として有名ですが、実は特に侵入して来やすい季節や巣作りしやすい場所があるというのは意外と知らない方も多いのではないかと思います。

今回は、イタチが家屋に侵入しやすい季節や巣作りをしやすい場所についてご紹介していきます。

イタチが巣作りしやすい季節や場所

イタチが侵入してきやすいのは11月~12月

まずはイタチが主に家屋に侵入してきやすい季節についてです。

一般的に、イタチの家屋への侵入が多くなる季節は秋の終わり頃から冬にかけてと言われています。

家屋の中は雨風や雪を凌ぐのに最適な環境ですし、詳細は後述しますが暖かく過ごしやすい上、外敵から身を守る上でも都合がいいというのが要因になっているようです。

屋根裏はイタチにとって絶好の環境

次はイタチがよく巣作りをする場所についてです。

イタチは家屋に侵入した際、よく床下や屋根裏に巣を作ることが多いと言われていますが、その中でも特に多いのが屋根裏です。

理由としては

・暖房などの熱気が上がってくるので温かい
・断熱材など巣作りの材料が豊富
・ネズミなどのエサになる小動物がいる

という要因が挙げられます。

イタチにとって屋根裏は非常に都合の良い、快適な環境と言えるのです。

イタチを放置しているとどうなるのか?

イタチを放置していると

・フンや分泌液による悪臭
・食べ残しやフンに害虫が湧く
・カビの発生による家屋の劣化
・巣作りのために断熱材を引きちぎられる
・夜中に足音による騒音
・畑を荒らしたり、家畜やペットを襲う

などなど様々な被害があります。

さらに、住み着いたイタチがメスだった場合はさらに被害が悪化する可能性があります。

というのも、イタチは冬を越した後3月頃に交尾をし、およそ1ヶ月後に7匹程の子供を出産し、子供が独り立ちするまでの間育児を始めます。

そうすると、単純にフンなどの量も増えますし、足音などの騒音被害も悪化してしまいます。

イタチは1匹だけでも相当な被害が出る生き物なので、それがさらに増えるとなると本当に恐ろしいですよね。

侵入を防ぐために日頃からの対策が重要

一度イタチの侵入を許してしまうと、屋根裏や床下など人が入りづらい場所に住み着いてしまうので自分で対処するのが難しくなってしまいます。

そのため、そもそもイタチに侵入されないようにするのが重要です。

イタチの侵入を防ぐためには、ホームセンターなどで販売している対策グッズを使用するのがいいでしょう。

その一例を紹介すると

・イタチが入ってきそうな場所を目の細かい金網などで塞ぐ
・イタチの侵入口になりそうな場所に固形タイプの害獣忌避剤を置く
・屋根裏や床下にイタチの嫌いな臭いを発する物(漂白剤や木酢液など)を置く
・ネズミ捕りなどを設置してイタチのエサとなるネズミを先に駆除しておく

などの手段があります。

侵入されてしまったら専門の業者に駆除を依頼するのがベスト

万が一イタチの侵入を許してしまった場合は、自分で駆除しようとせず専門の業者に駆除を依頼するのがベストです。

イタチは非常に気性が荒い生き物のため、自分で駆除しようとすると噛みつかれたりして怪我をする危険性があります。

さらに、イタチは警戒心が強く学習能力が高い生き物なので、駆除に失敗してしまうと警戒心が強くなって同じような罠にはかからなくなってしまいます。

専門の業者の場合はイタチの扱いにも慣れているので、安全に効率よく駆除してくれるため、自分で駆除しようとするよりも早期に問題を解決することが可能です。

まとめ

今回はイタチが家に侵入して来やすい季節や、巣作りしやすい場所についてご紹介させていただきました。

11月や12月はイタチが寒さを凌ぐために家屋に侵入して来やすい季節なので、事前にしっかりと侵入防止のための対策をしておきたいですね。

また、イタチが家に住み着いてしまった際は、無理せず業者に依頼して駆除してもらうのが得策です。