新型コロナが流行してから、スーパーやデパート、その他の施設の入り口には消毒用アルコールが配置されるようになりました。
そんな消毒用アルコールですが、中には
・ついつい忘れてしまう
・いちいち出入りの度に使うのが面倒
・本当に効果があるのか疑問…
などの理由から使わないでしまうことが多いという方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、消毒用アルコールの効果について再確認していきたいと思います。
消毒用アルコールがコロナ予防になる仕組みとは?
まず、消毒用アルコールが新型コロナの対策になるのか?という点についてです。
こちらは結論を先お伝えしますと、消毒用アルコールは新型コロナ対策として効果的です。
ウィルスの中には「エンベロープ」という膜で体全体を覆っているタイプのものがおり、こうした種類のウィルスを「エンベロープウィルス」と言います新型コロナもこのエンベロープウィルスの一種です。
このエンベロープという膜は主に脂質で構成されており、アルコールによって破壊されやすいという性質を持ちます。
アルコールによってエンベロープが破壊されるとウィルスは感染力を失ってしまいますし、ウィルス本体も破壊されてしまいます。そのため、消毒用アルコールで手などを消毒するのは新型コロナ対策として非常に有効な手段なのです。
スーパーなどの施設を訪れた際は、必ず消毒用アルコールを使用するようにしましょう。
消毒用アルコールはどれくらいの殺菌力があるのか?
アルコールによる消毒は単に新型コロナにも効くというだけではなく、殺菌力が高いというのも大きなメリットです。
具体的な数値で言うと、アルコール消毒をすると30秒という短時間で手に付着している細菌の数を約3000分の1まで減少させることが出来ます。
また、1分ならさらに効果が高く、1万~10万分の1まで細菌の数を減らすことが出来ます。
さらに、アルコール消毒は手洗いに比べて短時間で済み、すぐに手を乾燥させることが出来るというのも特徴です。
手が濡れている状態というのは菌が付着しやすい状態なので、なるべく早く乾かす必要があります。消毒用アルコールの場合はすぐに乾くので安心ですね。
まとめ
今回は消毒用アルコールの効果について再確認していきました。
手洗いの場合は新型コロナウィルスを洗い落とすという対策になりますが、消毒用アルコールは新型コロナウィルスを破壊することが可能なので、より効果的な対策が可能となります。
外出した際は備え付けの消毒用アルコールを利用するのを忘れないようにしましょう。
また、自宅にも常備しておいて、外出から帰った際などに使用するのも効果的です。