前回の記事では新型コロナ対策のためには免疫力を高めることが重要ということで、免疫力を高めるための生活習慣についてご紹介させていただきました。
今回は引き続き、免疫力を高める上で優先的に摂取していきたい食材についてご紹介していきたいと思います。
ビタミンAを多く含む食材
まずご紹介するのはビタミンAが多く含まれる食材です。
ビタミンAは粘膜を強化し、粘膜の免疫を担うIgA抗体を作る働きがある栄養素です。
新型コロナは鼻や目、口など顔の粘膜から感染してしまうパターンが多いので、粘膜の免疫力を高めるのは非常に重要と言えます。
ビタミンAを多く含む食材には
・卵
・レバー
・チーズなどの乳製品
・緑黄色野菜
などが挙げられますので、これらを意識して摂取すると良いでしょう。
ビタミンB1を多く含む食材
次はビタミンB1を多く含む食材についてです。
実は私達人間の免疫細胞は、その6割が腸管内に集中しています。そして、この腸管内の免疫細胞が効果的に働くためにはビタミンB1が必要不可欠です。
ビタミンB1を多く含む食材には
・レバー
・豚肉
・納豆などの豆類
・卵
などがありますので、こちらも積極的に摂取していきましょう。
ビタミンCを多く含む食材
続いてはビタミンCについてです。
ビタミンCは私達の体内にある免疫細胞の一つである白血球の働きを助ける作用があります。
また、細胞同士を結びつけるコラーゲンの生成に欠かせない栄養素でもあります。コラーゲンによって皮膚や粘膜の細胞の結びつきが強固になることで、病原菌の侵入を防ぐことが可能です。
ビタミンCを多く含む食材には
・パプリカやピーマン
・ゴーヤ
・ブロッコリー
・柑橘系のフルーツ類
などがあります。
ビタミンEを多く含む食材
次はビタミンEが多く含まれる食材についてです。
ビタミンEは免疫細胞を活性化させる効果がある他、免疫抑制物質の生成を防いでくれるという効果があります。
ビタミンEが多く含まれる食材には
・ナッツ類
・アボガド
・かぼちゃ
などがあります。
また、ビタミンEや先にご紹介したビタミンAは油分に溶け込みやすい脂溶性のビタミンですので、油と一緒に調理すると吸収率が高まるのでおすすめです。
亜鉛を多く含む食材
最後はミネラル、中でも取り分け重要な亜鉛を多く含む食材についてです。
亜鉛は私達の体内にある免疫細胞の一つである「NK(ナチュラルキラー)細胞」を増やす効果がある他、先にご紹介したビタミンAを体内に留めるという効果もあるため、粘膜の保護にも役立ちます。
亜鉛が多く含まれる食材には
・牡蠣
・豚レバー
・牛もも肉
・しじみ
・納豆
などがあります。
牡蠣が特に亜鉛を多く含みますが、牡蠣を頻繁に食べるのは難しいので、入手しやすいしじみや納豆、豚レバーなどから摂取していきましょう。
まとめ
今回は免疫力を高めるのに効果的な栄養素や食材についてご紹介させていただきました。
手洗いやうがい、生活習慣による新型コロナ対策も重要ですが、私達人間の体は食べた物で出来ていますので、効果的な栄養を十分に摂取するというのも忘れてはいけません。
あなたもぜひ、今回ご紹介した食材を意識して食べ、新型コロナに負けない強い体を作りましょう!