今回は福岡県北九州市の韓国料理店、チャンソリ家様の店内除菌・抗菌抗ウイルス施工をご紹介します。
オーナー様は、日頃より衛生管理を徹底され、店内の換気や空気清浄、スタッフの方々の小まめなアルコール除菌など感染症対策にも気を使われているのですが、コロナ禍でも来店してくれるお客様や働くスタッフの方の安心になればと、新型コロナウイルス対策として当社に店内除菌・抗菌抗ウイルスコーティングのご依頼をして下さいました。
当社では、除菌作業効果をお伝えする指標として施工前後にATPふき取り検査という清浄度検査を行いますが、さすが飲食店様というだけあって衛生管理に対する意識の高さが伺えました。写真は、除菌抗菌前のトイレのドアノブです。日ごろからアルコール除菌に努められていることが分かります。
作業後(1時間半経過)
ATPふき取り
施工前ATP(便座)
施工後ATP(便座)
除菌・抗菌施工前に便座のATPふき取り検査を行いましたが、トイレも日頃から衛生管理に気を使われ、非常に清潔にされているのが伝わりました。施工後はご覧の通りの数値まで清浄しています。(^_^)
それでは、どのようにして店内の除菌・抗菌抗ウイルスコーティングを行っていったのかを少しご紹介したいと思います。
壁の除菌
また、チャンソリ家様では、料理は厨房だけではなく、テーブル席でお肉などを焼くこともあり、全体的な壁紙の臭いの菌を減菌し消臭することも目的に噴霧量を調整して施工しました。
超微粒子空間噴霧
空気中の浮遊菌の死滅だけでなく、やがて空気の対流によって壁や什器、床などに付着するため、室内全体を除菌することができます。使用している薬剤は、インフルエンザウイルスやノロウイルス、コロナウイルスの不活化が実証されています。
テーブル席の除菌・抗菌
カウンターの除菌・抗菌
トイレ床の抗菌抗ウイルス
ウォシュレットの除菌抗菌
トイレのノブの除菌抗菌
トイレのスイッチの除菌抗菌
メニュー表の除菌抗菌
蛇口の抗菌
このように、除菌工程、抗菌工程に分けることで、確実に殺菌、ウイルスの不活化を行うことができます。
何故、除菌工程、抗菌工程に分けているのかというと、昨今で注目されている光触媒の酸化分解作用による殺菌やウイルスの不活化は、ある程度の光の照射が必要になり、例えば、テーブルの裏側など光が当たらない部位、照度の低い店内では、十分な効果が得られない場合があるからです。
当社が採用している抗菌・抗ウイルス剤は、可視光応答型光触媒による酸化分解作用だけでなく、銅イオン、銀イオンによる強力な抗菌効果があります。しかしながら、光触媒が銅や銀のイオン化を促すこともあり、条件によっては十分な効果が発揮されないことも想定する必要があります。
また、こちらのような飲食店様におかれましては酒類のボトルなど、光触媒コーティングができない物に対しても細菌やウイルスは付着し、間接接触感染の原因となります。
つまり、限られた予算内で効果的に感染予防を行うには、環境条件を考えた上で、それぞれの製品の特徴やメリットを組み合わせて最大限に生かす必要があるのです。
当社は光触媒という1つの「道具」と「虫菌害防除の経験」を生かし、画一的な方法に捕らわれず、新型コロナウイルスなどの感染症予防対策を実施しています。